人は産まれる時に骨折していた?!意外と多い分娩時骨折!
こんにちは!あんころです!
皆さん、赤ちゃんは産道を通る時に骨折する事があるって知ってましたか?
全体の1〜2%と言われていますが、その中でも多いのが鎖骨骨折!
産まれた時は気付かれず、成長と共に鎖骨の部分が盛り上がってきてるな?と異変を感じ整形外科を受診するお母さんが多いそうです
今日は分娩時骨折で最も多い鎖骨骨折についてお話しします
赤ちゃんは産まれる時に骨折する
赤ちゃんは狭い産道を回転しながらゆっくりと下へ降りてきます
赤ちゃんが産道を通るときの圧迫やなかなか産まれず、外から吸引するなどの処置が原因で骨折します
骨折する可能性が高い赤ちゃんは?
まさにビックベイビー(大体4000グラム以上)
は骨折しやすいです
特に初産婦の場合、産道が狭く、大きな赤ちゃんが通過するにはとっても窮屈
赤ちゃんも頑張って外へ出ようとしますが、あまりの狭さに外に出る時ポキッと折れちゃうんです
どうやって骨折に気づくの?
大体は産まれた時、気付かれずにスルーされていきます
骨折して1週間ころから骨折した部分に仮骨(線維骨と軟骨からなる組織)が始まり、硬い腫瘤(こぶ)が触れたり、鎖骨に段差が出来たりします
あれ?何か鎖骨の部分が一部盛り上がってる?と気づき、レントゲンを撮ってみると鎖骨骨折していた可能性は高いです
そして、赤ちゃんでも痛い・痛くないは分かります
痛い方を触れば泣き、痛くない方を触ると泣きません
何かおかしいな?と思ったら左右差を比較してみるといいかもしれませんね
骨折した場合の治療方法
ほぼ自然治癒をまちます
稀に鎖骨バンドを使用する事もありますが
新生児期は寝返りが出来ないので、寝ておくだけで自然とくっつきます(折れた方の手はあまり動かさない方がいいですが)
仮骨が形成されるとぽこっと盛り上がりますが、自然に元の状態に戻るので心配されなくても大丈夫です